Q.休職していた社員が復職を希望しております。復職時の注意事項や、本人と確認しておくべき事項などはありますか。

2020.10.15休職・復職

 A.まずは、復職が可能かどうか医師の判断および本人の意思を確認する必要があります。
担当者および復職についての基準を社内で決めておくことをお勧めします。
  復職後に以前と同様の業務を行えるのか、また業務内容の変更や
  配置転換が必要かどうかを判断する必要があります。

  復職時の主な確認事項
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 ●医師による診断書を回収し、意見を聞くこと

  本人の意見のみで復職かどうかを判断してしまうと、復職後に
  トラブルになってしまうことがあります。
  例えば、ケガや病気がまだ完治しておらず欠勤や遅刻早退の頻度が上がったり、
  体調不良等により業務に支障がでる場合があります。

  必ず医師の診断書または直接医師と面談をし、復職可能かどうか
  判断することをお勧めいたします。

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 ●休職前の労働時間、就業場所、業務内容で業務を行えるのかどうか
  
  復職に際して、以前の働き方に戻れるのか確認する必要があります。  
  業務内容によっては、以前と同様の働き方に戻ることが困難な場合もあります。

  復職前に、本人や医師とも相談の上、短時間勤務等、段階的な復職も考えられます。
  その際は、雇用契約の変更も必要になります。

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 ●雇用契約を変更をした場合には雇用契約書の取り交わしをする  
  
  復職時には、業務の変更等により給与が減額になることもあります。
  
  口頭だけではなく、きちんと雇用契約書を取り交わし
  本人の納得を得、トラブルを未然に防ぎましょう。

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 上記の対応についても、就業規則に具体的に明記し周知しておくことが必要です。

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