Q.障害者雇用を当社でも前向きに検討しようと思いますが、そもそも何から始めたら良いででしょうか。
2020.01.16採用・異動・出向
A.まずは障害者雇用について理解を深めるところから
始めましょう。ハローワーク、就労移行支援事業所等
への相談や支援制度を活用することをお勧めします。
1.障害者雇用の進め方
以下のステップで進めましょう。(独立行政法人 高齢・
障害・求職者雇用支援機構が発行しているパンフレットに
紹介されています。)
(1)障害者雇用の理解を深める
→ハローワーク等の支援機関への相談や、実際の職場
見学を行い、事例の把握を通して、制度を理解する。
(2)職務の選定
→どのような仕事をしてもらうかについて、社内で検討する。
(3)受け入れ体制を整える
→指導担当者を選任して、募集人数、採用時期、
採用部署等の具体的な内容を決定する。
(4)採用活動(募集から採用まで)
→支援機関と連携することがポイント。
職務と障害特性のミスマッチをなくすために、
支援員や本人等と面談を重ねて採用の判断をする。
(5)職場定着
→必要に応じて、職場施設、職場環境を改善する。
ジョブコーチ制度の活用も視野に入れる。
2.支援制度
ジョブコーチ、しごとサポーター制度は公的サービス
のため、無料で活用できます。
●ジョブコーチ(職場適応援助者)
地域の障害者就業センターによるサービスです。
事業主と障害者の双方に対して支援を行います。
支援期間は標準的に2か月から4か月です。ジョブ
コーチが事業所へ出向く方法のほか、相談中心の
支援も受け付けています。
●精神・発達障害者しごとサポーター
労働局およびハローワークが企業に在籍する一般従業員
を対象として、障害特性を理解するための養成講座を
開催しています。
障害者と上司の間に立ち、職場の業務の円滑な遂行を
助ける役割が期待できます。
●生活相談員
障害者雇用促進法に、「5人以上の障害者を雇用
する事業主は、障害者職業生活相談員を選任し、
職業生活に関する相談および指導を行わせなければ
ならない。」と規定されています。
支援機構が実施する資格認定講習を受講して修了する
必要があります。
古田土経営グループでは、8年前より障害者雇用に
取り組んでおり、現在6名の方と一緒に働いております。